みなさん、こんにちは。
私はトルコに住んでいますが、6月下旬から2ヶ月の予定で日本に滞在しています。
里帰り中はのんびりと東京周辺を見て回ろうと思っていたのですが、翻訳の仕事でなかなか外出できずにいます。今年の春飛行機のチケットを予約したときには、こんなに仕事が集中するとは思わず、まして日本に帰国してからも実家に缶詰状態になろうとは夢にも思いませんでした。
しかし、これもこれまで地道に営業活動を続けてきた成果が現れはじめたのだということが実感できました。やはり翻訳業というのは、翻訳能力だけではなく、自分を売り込むマーケティング力が大事なことを改めて発見した次第です。
5年前にPSTに入学した当時、トルコでは大地震の後遺症、テロ、年率80パーセントを超えるインフレの影響で経済が停滞し、日本語とトルコ語間の翻訳の仕事もほとんど存在しませんでした。そういう訳で、必然的に日本語と英語間の仕事を求めて、時差があまりない英国を中心としたマーケットにターゲットをしぼって翻訳活動を続けていましたが、英国のマーケットはヨーロッパ言語が中心であり、受注量は伸び悩みました。
そこで、昨年の末頃からマーケティングの方法を変更し、翻訳のマッチングサイトを中心にあらゆるサイトに詳細な履歴書を登録したり、海外の主要な翻訳会社にCVを送付したりして営業を続けてきました。
そして、今年の春、トルコの翻訳会社を通じて、ついに日系企業のトルコ語−日本語間と日英翻訳の仕事を長期的に引き受けることができるようになりました。
トルコの日本語翻訳市場の成熟は、私がPSTで修行していた間にトルコの政治経済が比較的安定し、またトルコ国内の大学の日本語学科で学んだ優秀な学生が企業や翻訳市場で活躍するようになったことが主な原因ではないかと思われます。また今後は、企業で実務を習得した日本語ができる人材が翻訳市場で活躍する機会が増えるのではないかと予想されます。
私の場合は、安定した翻訳の仕事を得るまでにずいぶん遠回りをしました。現在は、トルコで受注する翻訳とその他の海外エージェントを通じて受注翻訳が5分5分ぐらいですが、やはり地元に密着して安定した仕事を長期的に得るのが当面の目標です。そのためには、PSTで修得した翻訳技術をもとにして技術翻訳の実力をさらにアップするのがこれからの課題です。
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