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バベル翻訳大学院のインターナショナル・パラリーガル専攻に入学したきっかけをお聞かせください。 |
私が入学した頃は、まだパラリーガル専攻がありませんでした。そこで、もともと文芸翻訳を目指していた私は、1年次の必修選択科目のうち1科目は文芸を選択したのですが、もう1科目の選択に悩み、結局、契約書の講座を選んだのでした。これが後にパラリーガル専攻に進むきっかけです。
でも、実は、この契約書の講座を受講し始めた当初は、日本語で書かれた訳例さえ何が言いたいのか理解できず、また法律特有の言い回しもむず痒い印象で、英文になれば尚更のこと、さっぱりわけがわからず、受講していてつらかったです。講座の選択を失敗したと思っていました。
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在学中に、身についたこと、印象に残ったことをお聞かせください。 |
身についたことはたくさんあるのですが、まずは、法律の基礎的な知識でしょうか。私は、大学での専攻は日本文学でした。法律は、大学院の1年次の契約書翻訳の講座で触れたのが初めてです。
そこで、大学院在学中は知識を得るために、日本の法律とアメリカの法律の入門書や解説書、その他貿易実務や金融、経済、条約など、いろいろな法律分野の書籍を読みました。講座の課題をこなしながら、その課題に関する分野の学習をすると、法律が実際にどのように適用されるのかが理解でき、とても興味深かったです。
ところが、いくら本を読んでも、わからないこと、知らないことは、次から次へと沸いて出てきます。そこで、リサーチ能力が必要となるのですが、法律に関してわからないことがあっても(圧倒的にわからないことばかりですが)、以前に比べ、調べる力がついたと思います。今わからなくても、どこへ行けば、また、何をすれば、欲しい情報が得られるかがわかっているというのは、とても安心感があります。これも、大学院での課題をこなすうちに、徐々に鍛えられた力だと思います。
そして、何といっても、修了作品です。これは、本当に勉強になりました。何度も読んで、何度も調べて、ノートを作り、図書館に通い、本を読み、添削されたものをみて修正し…。修了作品として選んだ本が、アメリカ法の基礎をやさしく解説した本だったので、訳すことによってアメリカ法の基本的な知識が身に付き、私にとって、とてもいい経験プラス知識となりました。また、本をまるまる一冊、自分一人で訳したことは、自信にもなりました。
大学院在学中は、学生時代に今ぐらいの向学心があればよかったのに、と思うくらい、楽しく、充実して勉強に取り組みました。楽しいといっても、課題を作成するときは、「もうできない」と思うことばかりでしたし、まるでやる気にならない時も何度となくありました。でも、修了作品の指導もしていただいた石田先生の講義は、「できますよ、大丈夫ですよ、どんどんやっていきましょう」と、いつもとても前向きでしたし、どの講義も、課題の添削では間違いを正してくださるのはもちろん、必ずどこか良いところを探し出してほめてくださいました。
インターネットやメールでのやりとりは無機質な印象がありますが、PSTでの学習は、添削のふとした一言にも温かみを感じることが多かったです。そのおかげで、なんとか投げ出さずに卒業までこぎつけることができたのだと思います。
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在学中に、翻訳会社のトライアルに合格されたとのこと。どんなトライアルでしたか。その翻訳会社はどのように探したのですか。
差し支えのない範囲でお答えください。 |
トライアルの内容は、契約書の複数の条項の翻訳で、英日と日英の両方がありました。一文が長く、やや訳しづらい感もありましたが、PSTでたくさんの種類の契約書に触れていたので、特に目新しいものでもなく、落ち着いて取り組むことができました。
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修了して、バベルスタッフから、お仕事の依頼をさせていただきましたが、 初仕事の感想をお聞かせください。 |
初仕事は、その内容に少し驚きました。法律翻訳のお仕事は、ほとんど契約書ばかりと思っていたのですが、いただいたのは訴訟文書でしたし、おまけに苦手な英訳でした。また、その訴訟文書の内容が、いままで触れたことのない法律分野だったので、翻訳原稿をいただくまでの間にその分野に関する本を買ってきて必死で勉強しました。今後は、もっと英訳の勉強をしなければ、と痛感しました。
まずは、やはり、「私はリーガルトランスレーターです」と堂々と言えるようになりたいです。常に安心してお仕事を任せていただける翻訳者となれるよう、引き続き学習を続けていこうと思います。法律翻訳の勉強がおもしろくて仕方がないので、まだまだ伸びるぞ、と妙な自信だけはあります。がんばります。
将来は、修了作品で翻訳したようなアメリカ法の入門書をまた翻訳してみたいです。日本の法律の専門家が書いた「アメリカ法入門書」は、私にとってはまるで入門書ではありません。専門書です。もっと易しい本が必要だと思います。
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