| LSAT (Law School Admission Test)はアメリカ(及びカナダのほとんど)のロー・スクール(法科大学院)への進学希望者が受験する統一テストで、そのスコアは希望のロー・スクールに入学できるか否かを大きく左右します。但し、LSATのスコアが必要なのは三年間のJ.D.
コース(Juris Doctor)を目指している方のみで、既に法学士を取得している筈の一年間のL.L.M.(Master
of Law)コース希望者は必要ありません。 |
| アメリカのLSACという団体が行っています。LSDAS(Law
School Data Assembly Service)という法科大学院進学希望者が登録するアドミッッション・サービスも同時にLSACによって運営されています。つまりLSACはアメリカ及びカナダのほとんどの法科大学院と提携して大学院と進学希望者の双方への便宜を図っている団体です。 |
| 一年に四回テストが行われています(二月、六月、十月、十二月)。次の年の秋からの新学期を考えているなら、遅くても十二月のテストでいい成果を出さなくてはなりません。http://www.isaac.org
で早めに登録します。世界中のテストセンターで受験できます。 |
法律の知識がないと想定されている受験者を対象にしているので内容は法律とは関係ありません。主に法学の学生、そして将来の法律専門家として必要な読解力、論理的思考力、論旨明確な作文力、などを測るテストなので当然ながらかなりの英語力が必要とされます。
たとえ英語が母国語でもテストの内容を理解する、慣れるという準備が必要です。
GRE (Graduate Record Exam) や GMAT (Graduate Management
Admissions Test) などの他の欧米大学院進学用のテストと比較すると、analytical
writing (分析的作文)やcritical reading(読解力)など共通の部分もかなりありますが、verbalセクションやquantitative
section が強調されているGRE, GMAT に比較してLSATの特徴はlogic 重視にあるとも言えるので論理的思考が苦手とされている日本語を母国語とする受験者はそれなりの準備が必要です。 |

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Logic Reasoning Section(論理的思考力セクション) |
短い文章や会話についてそれの論理性や構造について質問に答える。論旨の前提事項や、論理の流れ、類推事項の妥当性、構造の論理性、など。二つのセクションがあり、各々35分以内に25前後の質問に答える。従って一問につき凡そ一分半くらいの回答時間。
時間配分は以下のセクションも同じだが特に次の長文読解などでは提示文を読む時間を考慮すること。 |
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Reading Comprehension Section (文章読解力セクション) |
| 短い読み物を読んで質問にこたえる。トピック、作者の意図、文脈から予想できること、などを素早く捕らえる。Multiple-choice
から正解を選ぶ。25問前後で制限時間35分。これが2セクション。 |
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Analytical (Logic game)Section (分析力セクション) |
| 条件付ロジック、演繹論理、など論理的思考を四つのゲームでテストする。各ゲームについて5から6題のmultiple-choiceの質問があるので、全部で23か24の質問に3〜5分で答える。これは1セクションのみ。 |
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Writing Section (作文セクション) |
このセクションで書くエッセイは他のセクションのスコアの合計(LSATスコア)とは別個に扱われますが、志望校には送られ合否の判定にかかわることに違いはないので真面目に取り組む必要があります。作文の内容は二つ提示されてそのひとつを選ぶこともあるし、ひとつしか与えられないこともあります。ちょっとした「状況」が説明されていてその内容を読んで理解し分析し、提示された質問に明確な文章で答えるというもので、書く力のみならず、読解力、分析力、論理力などが総合的に必要となります。
質問は多くの場合、二つの状況の選択しからどちらかを正しいと選択そしてその理由を説明しなさいという形です。問題はひとつだけで制限時間30分。 |
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| 以上にプラスしてテスト製作者がデータをとるための「試し問題」が出されます。 |
TOEFLなどと違い「何点以上なければこの大学に進学できない」ということはなく、同じLSATの試験を受けた受験者の中でどのくらいの位置にいるか、という点が合否の判定に使われます。正解答はひとつ一点ですが正答数の合計は120点から180点の間スケールに換算されます。
平均は150点くらいと言われています。例えば83%の正解率(150点以上)でもほかの受験者半分の正解率がもっと高ければpercentile
ranking で50%以下、受験者の50%以上は自分よりよくできた、という結果になってしまいます。このpercentile
rankingの高いほうの受験者が競争率の高い法科大学院に入りやすいことになります。 |