「翻訳者に役立つ『やさしい日本語』」セミナー

― 母語話者にとっての「やさしい日本語」や「Plain Japanese」の利点 ―

「やさしい日本語」とは、、母語話者が日常使っている日本語よりも簡単でわかりやすい、人に「やさしい日本語」のことをいいます。「日本語による直接コミュニケーション」のため、翻訳の際にありがちな誤訳トラブルがなく、情報をリアルタイムに正しく伝えられるのが最大の特長です。

現在では、母語話者が日常使っている日本語よりも簡単でわかりやすい「やさしい日本語」を多くのマスコミのページで見かけます。一方多国語に対応する背景をもち、世界に発信する翻訳に適した日本語として「Plain Japanese」が考えられています。それらの習得は翻訳の手間やコストの削減、さらにユニバーサルな日本語でのコミュニケーションをめざすものとして位置づけられます。

一方これらの習得は「母語話者にとって無用の負担になる」、ひいては「日本語をだめにする」という考えもあります。たしかに母語話者にとっては、これらの習得は諸外国語の習得と同様に手間に思われるかもしれませんが、「書く」「話す」といった日本語を産出する活動においては「わかりやすく」かくことが思考を
明確化し、Clear Thinkingに通じ、結果的に母語能力を高めることになります。

  セミナー目次

1 「やさしい日本語、Plain Japanese」とは何か
2 日本語のバリエーションとしての「やさしい日本語」と「Plain Japanese」
3 母語を産出する観点からの「やさしい日本語、Plain Japanese」の利点
4「やさしい日本語、0Plain Japanese」を視野に入れた日本語(国語)教育と外国語教育へ向けて。

・日程:2019年10月25日(金) 15時~17時(日本時間)
・申込み締切:2019年10月23日(水)(日本時間)

  セミナーのお申込みはこちらから
このセミナーでは、吉祥寺の教室又はオンライにて参加できます。オンライはズーム(ZOOM)というインターネット会議システムを使いますので、自宅からでも双方向のコミュニケーションが可能です(Skypeをご存知の方は同じようなツールとお考えください。)。PCとインターネットの環境があれば準備はとても簡単です。参加申込の方に「ZOOM」の利用方法をやさしく解説したマニュアルをお送りしますのでご安心ください。
  開催場所
A) バベル吉祥寺キャンパス会場(当協会認定校)
(東京都武蔵野市吉祥寺南町 2-13-18 ルジェンテ吉祥寺1F)
*定員10名に達し次第締め切ります。
B) オンライン- ZOOM
*定員25名に達し次第締め切ります。
  参加形式
A)現地会場参加
B)オンラインZOOM参加 (2通りの参加方法があります。)
  セミナー受講料
受講料は以下の表をご覧下さい (日本円にてお支払の場合は消費税込の金額です)
海外からの受講料のお支払いにPayPalが利用できます。米ドルにてのお支払いとなります。

一般 一般:
米ドル
JTAメンバーズ
及び
学生
JTAメンバーズ
及び
学生:米ドル
A)2,500円
B)2,000円
A)$28
B)$23
A)2,000円
B)1,500円
A)$23
B)$18

*JTAメンバースとは、翻訳者や、翻訳技能の向上を目指す方々のために、翻訳関連の様々な情報提供及び 「JTA公認 翻訳専門職」認定者となるためのサポートを行う、日本翻訳協会が主宰するインターネットメンバーシップです。
*学生割引対象者:大学院生、大学生、専門学校生、高校生など
猪塚元
 ・上智大学外国語学部ロシア語学科卒業、
  同大学大学院言語学研究科 博士前期課程修了 文学修士
 ・日本語教育能力検定試験 合格 
 ・東邦大学等で講師
  大学院では音声学の研究室に所属し10年ほど日本各地で方言のフィールドワークに従事
  大学院終了語、辞書出版社で露和・和露、英和・英英などの辞書の編纂また情報処理振興事業協会でコンピュータ用日本語辞書のプロジェクトに従事。

 著書
 (共著:猪塚恵美子)『日本語の音声入門 全面改訂版』バベルプレス
 (共著:猪塚恵美子)『日本語音声学の仕組み』研究社
 (共著:井口厚夫他)『Japanese Now(英文)』荒竹出版
 『キクタン ロシア語 入門編』アルク(共著 原ダリア)『キクタン ロシア語 会話編』アルク

【講師自己紹介】
中高は物理部で「読み取り誤差」や「硬球の衝突」の研究をしていました。ことばに興味があり(中高で独・仏語を第二外国語、西語をNHKラジオ講座で自習)、大学ではロシア語学科、大学院は言語学科で、ロシア語の意味論をやりながら音声学研究室に入り浸り、10年程日本各地の方言の母音のフィールドワークに参加しました。
大学院終了後は一度も就職せず(元祖フリーター?)、非常勤講師、辞書出版社での露語・英語などの辞書編集、情報処理振興事業協会のコンピュータ用日本語辞書のプロジェクトなどをしていました。2回目の日本語教育能力検定試験に合格し、大学で4年ほど日本語を教えていました。今は大学等でロシア語、音声学・音韻論、語彙、日本語表現法、文学等、日本語教員養成講座で音声・言語系の講義をしています。
家では9匹の猫(コーニッシュ・レックス)、趣味の読書に伴う古書、音楽鑑賞に伴う楽譜(自筆譜のファク
シミリ版等)とオーディオに囲まれています。古楽器のクラヴィコードを手に入れ練習中です。