大学院修了後のバベルグループのサポートは
バベル翻訳専門職大学院 副学長 堀田都茂樹
バベルの大学院を修了して、MST( Master of Science in Translation)を取得した以降、バベルグループとどう仕事をしていくか、その基本を、昨年秋にハワイで行われたALUMNIミーティングのYOUTUBE動画をご覧いただきながら、説明をさせていただきます。
もちろん、以下のアメリカの労働省のJob Outlookに表現されているように、2024年までに翻訳、通訳の仕事の伸長率は129%、575の全業種の30位前後に位置している有望な職業と言えます。従って、翻訳マーケットがある種バブル状態の現況では、バベルの大学院を卒業したあとにバベルグループとコラボして仕事をするという選択肢にこだわる必要はないわけですが、手の内の選択肢として詳述していきます。
https://www.babel.edu/news/joboutlook/
修了後は以下のバベルグループの翻訳関連の事業で、翻訳者、ライター、編集者、翻訳教師として働いていただくというのが身近な進路として考えられます。
http://www.babel.co.jp/
しかし、私どもとしては、いちプロフェショナルとして働いていただくだけでなく、あるプロジェクトを仕切っていただく形式で、バベルグループとのパートナーシップを組んでいただきたいと考えています。
こうしてプロジェクトマネージャーとして働く場合は、個人でも会社組織でもかまいません。しかしその場合、プロジェクトマネージメントの技術、知識を以下の資格を取得して、修めてください。(受験料は大学院が負担します)
http://www.jta-net.or.jp/about_pro_exam_tpm.html
http://www.jta-net.or.jp/about_pro_exam_tpm_2.html
この場合、前述のような様々なバベルの翻訳事業(専門別翻訳ビジネス、翻訳出版ビジネス、版権仲介ビジネス、翻訳教育ビジネス、出版創作ビジネス等々)のどこかの部門とパートナーシップを組むことになります。ある分野のプロジェクトを仕切っていただき、そこから上がった利益を一定の割合でシェアーするという方式でパートナー契約が結ばれます。
さてこのように、いち翻訳者としてバベルとのパートナーシップを組むか、プロジェクトリーダーとして複数の人材を束ねて一定の成果を上げていくというプロジェクトマネジャーとしてパートナーシップを組んでいただく、いずれにしても、以下のように、そのための必要条件と十分条件があります。
はじめに、必要条件ですが、これは当然のことですが
1. MST(Master of Science in Translation)、修士号のホールダーであること。
翻訳の世界規格(ISO17100)においても
Qualification of Translatorとして真っ先に
翻訳のディグリーを持つこととしています。
https://www.babel.edu/the-professional-translator/mission031/
2. 次に、翻訳の世界規格(ISO17100)においても尊重されている翻訳の資格を持つことです。
ここでは30年の歴史をもつ一般社団法人日本翻訳協会の
(Japan Translation Association-JTA)
それぞれの専門に該当する資格の取得をお薦めしています。
受験料はバベルの大学院が支払いますので積極的にチャレンジください。
http://www.jta-net.or.jp/index.html
MSTの修士号に加えて、第三者認証となるJTAの資格を取得ください。世界で翻訳者として自立するには必要なことです。
次に、バベルグループとパートナーシップを組んで仕事をする場合の十分条件をお話ししましょう。
それは、以下のバベルグループの使命(ミッション)とあなた自身の使命、目標とのすり合わせができているかです。
【バベルグループの使命】
・MISSION(使命)
智の宝庫である地球【 Global Knowledge Garden】 において、
翻訳を通じて智の共有を実現し、
人々に気づきをもたらし、
共に喜びを分かち合える環境を創ることです。
・GOAL(目標)
そのために、
翻訳高等教育のプロフェショナリズムを確立し、
翻訳会社のプロフェショナリズムを確立し、
そして、
翻訳者のプロフェショナリズムを確立します。
・OBJECTIVE(施策)
そして、
これを実現するのが以下のバベルグループの各事業です。
http://www.babel.co.jp/
従って、このバベルグールプの各事業をよく知っていただき、その各事業に関連した、もしくはその隙間でバベルグループとのパートナーシップを組んでもらいたいのです。
再度言いますが、それはいち翻訳者、いち編集者、いち教育者というスタンスだけでなく、あるプロジェクトを仕切っていただく、という仕事の仕方も考えてほしいのです。
バベルグループは翻訳ビジネスの世界でまもなく50年、オンリーワンの翻訳総合企業体として在ります。バベルグループと連携し、翻訳を通じて‘世界を変える’そんな素晴らしい未来を共有してください。